くらっこ
ISBN4-9900510-9-2 C8793 \1500E    定価:[本体1500円]+税

この本を読んでくれるお友だちへ 生命の大切さ

 日本にも、外国にも、鳥や動物になって、人の心をつたえるむかし話があります。
 「くらっこ」は、お母さんが子どもをさがしつづけているうちに、自分が鳥に化身して、大空を飛びつづけながら、今も、わが子探しをしている お話です。
 お父さん、お母さんにとって、子どもは、どんな宝物にも代えられない、自分たちの生命の宝物です。
ずっと大むかしから、生命を生む、育てる、守ることを、この地球という星に住む人々や鳥、動物、草木は、山や川、湖や海で、営みつづけてき ました。
 人びとは、その大切な生命のお話を、鳥や動物に代えて、私たちに語ってくれました。「くらっこ」は、大切な生命の宝物を、生命をかけて守ろ うとするお母さんの姿です。
 この絵本の物語りは、自分の子どもの生命を守ろうとするお母さんの心と、森や水、川や海の自然の生命を大切にする心と、一つにむすびついて います。
 みんなで、たくさんの生命を大切にすることを考えてくれると、うれしいですね。 (本文後書きより)

<作者紹介>

井口文秀(いぐち ぶんしゅう)

井口文秀(いぐち ぶんしゅう) 一九〇九年、富山県生まれ。戦前から童画を続けていた。国内はもとより、シベリヤ・ヨーロッパなどをかけめぐり、絵本をとおして自然と人間の 深い関わりを追求し続けてきた。
主な作品に「コ−リャよはばたけ」(童心社)、「ふうれんこのはくちょうじいさん」(小峰書店)、「雪むすめのおくりもの」(草土文化)、「 こどものひつじかいとくりすます」(至光社=同書は英、仏、独、米でも翻訳出版されている)、「アンナちゃんのねこ」「てんぐとアジャ」(岩崎 書店)などがある。(一九九〇年没)

藤 かおる(藤 薫)

藤 かおる(藤 薫) 一九二八年、北海道室蘭市に生まれる。札幌市公立学校教論、雑誌編集者をへて著述業に入る。
日本児童文学者協会員、日本民話の会員など。
主な作品に「オオサネのぬし」(草土文化)、「えほん風土記・ちばけん」(共著・岩崎書店)、「上総の民話」(土筆書房)、「お母さん伸びる 芽をつまないで」(一光社)、「へっぴりむすこ」(童心社)などがある。

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