Dr.LUCKY'S TABLE TALK
ラッキー博士の 食卓談義
-船橋市立三山中学校の食育- English / Japanese
ISBN4-9900510-8-4 C2037 \2000E
定価[本体2,000円]+税
管理栄養士 野田節子
21世紀はコミュニケーションの能力が重視される時代といわれます。「同じ釜の飯を食べた仲」という言葉があるように、 会
食はコミュニケーションの最も効果的な場となります。食事は人間が生きてゆく根幹に関わることであると同時に、何をどの よ
うに食べるかは、その人の生き方に大きく関わっています。
俳優はその役を演ずる時、食べる場面で生い立ちを強調するといわれます。普段は気取っていても、食事の場面でその人の育
った文化度が表れてしまうからだそうです。
かつて日本人は、箸の上げ下ろしから躾が始められ、一家そろっての食事は人間教育の重要な場でした。現在、核家族化によ
る食文化の断絶、孤食など、コミュニケーションと正反対の傾向も見られ、生徒のランチルームにおける態度にも、まだ多くの
問題を感じています。ですから私は毎日のランチの時間を通じて、祖先から伝えられてきた豊かな食文化を伝え、食卓コミュニ
ケーションのできる生徒を育てたいと思いました。三山ランチタイムスは、給食を餌のようにただ食べるだけにしたくないとい
う思いから、献立に関心を持たせ、正しい配膳の方法を教えるため、更に健康で文化的な食生活ができる生徒の育成を意図して
、給食のある日に発行しています。また、国際化に少しでも役立つようにと英語版も添えています。これはALTの先生のご強力
をいただきました。生徒たちは、とても関心をもって楽しく毎日読んでくれています。
それがいつしか754号を数える程になりました。多くの生徒、保護者たちからもまとめてほしいとの声が届き、私もその必
要性を痛感しましたので思い切って発行することにしました。
ランチタイムスを活用した教科、特別活動の授業や、学期ごとに献立マッチングクイズをするなど子どもたちの主体的な活動
も取り入れてきました。しかし、野菜料理の残菜が30%を越える日もあるなど、まだまだ多くの問題点はあります。
栄養教育の場をいただいて32年、これからも舌で味わうばかりでなく、頭で考えて健康的で豊かな食生活の普及を目指し、
歩みたいと願っています。
健康で文化的な食生活の自立を願って〜(本文から)
●著者略歴
昭和16年 千葉県香取郡中和村(現干潟町)に生まれる。
昭和34年3月 千葉県立匝瑳高等学校卒業
昭和36年3月 千葉県立栄養専門学院卒業
昭和51年3月 日本女子大学家政学部卒業
●職 歴
昭和36年 日本建鉄株式会社入社 総務部研修課にて栄養管理のかたわら附属女子学院講師として家庭科食物を担当する。
昭和44年 船橋市教育委員会技士として保険体育課及び市内小学校5校の給食運営及び食指導にたずさわる。
平成 元年 学校給食功労により千葉県教育委員会教育長表彰を受ける。
平成 2年 優良学校栄養職員として文部大臣表彰を受ける。
平成 8年 三山中学校の「選択性全校ランチルーム・自校調理」方式の給食開始と同時に着任し、現在に至る。
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